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【デッキ名】ダメステいいですか? 【使用者】ミソ 【メインギミック】 オネストのせいで「ダメージステップいいですか?」という言葉が知れ渡り、その言葉のウザさを知れ渡らせるために組んだデッキ。 弾圧+ライオウ+オネストというガチな組み合わせ。 ダメージステップに発動できる魔法罠が詰め込んであり、勝率は高い。 実はエレキジが一番活躍している。 【このデッキを使った回の動画】 弥太郎「3600円ドラグニティ(スリーブ代込)」vs ミソ「ダメステいいですか?」 名前 コメント
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登録日:2011/09/18(日) 16 38 43 更新日:2020/10/04 Sun 17 38 58 所要時間:約 3 分で読めます ▽タグ一覧 イエスタデイをうたって 冬目景 厨二病 姐さん 座間市 漫画家 神奈川県 羊のうた 遅筆 読み方は「とうめけい」 決して「ふゆめけい」では無いのであしからず。 確かなデッサン力、独特で粗めの画風や、 感情の繊細な機微、日本人的な情緒が漂う作風などが特徴の漫画家。 神奈川県座間市出身。 一部では冬目姐さん、または姐さんの愛称で親しまれている。 絵のタッチから男性と間違われることが結構多い為、「実は女性漫画家」という場合の代名詞的存在。 初期で鬱系の話が多いのは、「いつか世界の終わりが来てみんな死ねばいい」 とか思ってたから。 さすが姐さん、厨ニ病パネぇっス。 それが治まって、コミカルな表現も増えてきたのだが、根の暗さだけはどうしようも無いんだそうな。 どうしようも無いなら仕方ない。 さて、冬目景を語る上で欠かせないのは、相当なレベルの遅筆である点だろう。 ついたあだ名が女版冨樫という所からも、その遅さが窺える。 …いや、毎日ちゃんと仕事はしている。 ほとんど毎日漫画を描いてもいる。 ただ、規則正しい生活を送り、加えて同じ連載を続けるのが苦手なだけなのだ。 しかし冬目景マニアはそのくらいじゃあヘコタレない。 「冬目姐さんの新刊だ…! ふふっ、次は何年後かなぁ」 待つ月日すら楽しむ……これが通。 逆に落とさず連載が続いたり、一年間で数冊の単行本が出ようものなら、 災害の予兆と不安になったり「姐さん過労で倒れちゃうぅー!!?」 とガチ心配になったりする驚異のドM集団と言えよう。 さて、そんな冬目景だが一般的な知名度は高くない。むしろまだ低い。 が、漫画好き界隈ではなかなかのメジャー作家。 定期的に個展を開いたり、画集だけで五冊も出版されている事からも人気の程は窺えるだろう。 そして意外と顔が広く、沙村広明、玉置勉強、ウエダハジメなど、 サブカルスキーに堪らないメンツと旧知の仲だったりする。 作品紹介 ●完結 羊のうた(全七巻) 代表作。 まるで吸血鬼のように血が欲しくなる高城家の奇病。 高城一砂とその姉千砂、二人の未来は果たして… 幻影博覧會(全四巻) 舞台は大正、探偵松之宮と謎の助手少女真夜が事件に挑む。 真夜かわいい。 ハツカネズミの時間(全四巻) この学園は、天才を作り出す実験施設だった。 真実に気づいた少年少女達は脱走を企てる。 冬目景作品の中では評価低し。 ACONY(全三巻) しきみ野アパートは奇怪妖怪おばけ屋敷。 これはゾンビですか?いいえアコニーです。 ももんち(全一巻) 美大予備校に通うももの優しくてのんびりでほろ苦くて甘酸っぱい日々。 親父萌え 文車館来訪記(全一巻) もののけの街で写真館を営むヨオ。 思い出を写す生き人形イアン。イアン自身の思い出は… ZERO(全一巻) 毒ガスで全校生徒皆殺しした間尾。 生き延びた三人は生還できるのか!? 間尾のかわいさは異常。 僕らの変拍子(全一巻) 短編集。初期の絵柄なので好みは別れるかもしれないが、 ストーリーは素晴らしい物ばかり。 イエスタデイをうたって(全十一巻) 羊のうたと双璧を成す人気作。 大学卒業後フリーターのリクオがカラス少女になつかれたり片思いの相手と再会したり… 隔週刊誌のビジネスジャンプで月イチ集中連載がパターン化してる 18年の時を経て2015年に完結、5年後の2020年では動画工房制作によるテレビアニメが放送された。 マホロミ 時空建築幻視譚(全四巻) 謎の美女と、建物の持つ「記憶」を覗く不思議な体験。 建築好きにはたまらないかも? 妹がガチでかわいい。 LUNO(全一巻) 内気な少年ティートはジータと出会う。 不老不死をめぐる小さな冒険。 珍しく舞台が西洋。装丁が豪華すぎてビビる。 放置作品と思われていたが新装版で一巻完結であると明言されてしまった。 ●連載中 黒鉄(~五巻) 天才蘭学者の手により蘇った迅鉄は、喋るカラクリ刀を携え渡世人として渡り歩く。 実は冬目景作品で一番だという人も少なくない。 14年を経て連載再開した。 空電ノイズの姫君(~一巻) ギター大好きJKと歌のうまいJKが音楽活動にかかわっていくという最近の流行りっぽいお話。 追記・修正は新刊の発売を待ちながらお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 女性漫画家で一番画力が高い冬目姐さん。 -- 沓名 (2013-12-16 19 31 58) 何かこの人も、ADHDっぽい。 -- 名無しさん (2014-06-15 13 53 42) ZERO の時が一番姐さんの鬱最高潮。 -- 三住 (2014-06-17 10 33 02) 黒鉄は、文庫版で一巻だけ読んだ。あーゆーの好き。 -- 名無しさん (2014-08-11 22 31 55) ↑いつになったら連載再開するのだ・・・。 -- 柴嶺 (2014-08-13 17 25 29) 中高の美術部の部室に置いておくべき、この人の漫画作品。 -- 宮倉 (2014-08-14 12 10 17) 名前 コメント
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出典:男性声優を肴に雑談スレ193の789 指定先のスレがdat落ちしたようなので下世話ながら掲載。 4 名前:名無しさん@ビンキー[sage] 投稿日:2008/06/27(金) 00 01 15 0 女性向けドラマCD 売れ行きベスト10 (ランキング協力店:K-BOOKS メッセサンオーガールズゲームショップ) 『クチコミ&投稿マガジン』より 隔月刊行ですが、集計は1ヶ月分です。 200804 vol.34 1.『セブンデイズMONDAY → THURSDAY』… 中村悠一×福山潤 2.『是 -ZE-3 』…子安武人×小野大輔 3.『DEADHEAT』…安元洋貴×中村悠一 4.『言葉なんていらない』…中村悠一×梶裕貴 5.『軍服は鷹の獲物』…黒田崇矢×緑川光 6.『白衣の悪魔に愛されちゃう?』…森川智之×鈴村健一 7.HEART AID 緑川光、石田彰(非BL) 8.『ジェラールとジャック』…森川智之×遊佐浩二 9.『愛してる』…平川大輔×小野大輔 10.『恋の雫』…羽多野渉×近藤隆・平川大輔×代永翼・杉田智和×神谷浩史 5 名前:名無しさん@ビンキー[sage] 投稿日:2008/06/27(金) 00 01 56 0 200802 vol.33 1.『窮鼠はチーズの夢を見る』…遊佐浩二×中村悠一 2.『ロッセリーニ家の息子 守護者』…遊佐浩二×鈴木千尋 3.『白衣の悪魔に溺れちゃう?』…森川智之×鈴村健一・宮田幸季×岸尾だいすけ 4.『小悪魔のサンクチュアリ』…花輪英司×神谷浩史・大川透×遠近孝一 5.是2 三宅健太×平川大輔 6.『あかないとびら』…羽多野渉×柿原徹也 平川大輔×私市淳 7.『素直になれ!』… 中村悠一×武内健 遊佐浩二×代永翼 8.フリージングアイ 堀内賢雄×神谷浩史(2005年12月発売) 9.『ここでは密やかに』…子安武人×武内健 10.『蛇淫の血』… 堀内賢雄×平川大輔 200712 vol.32 1.『せつなさは夜の媚薬』…諏訪部順一×福山潤 2.『ドキドキレンアイ』…遊佐浩二×鈴村健一 3.『欲望という名の愛』…黒田崇矢×神谷浩史 4.三千世界の鴉を殺し5 後編 諏訪部順一×三木眞一郎 5.Lamento~BEYOND THE VOID~ライ編 森川智之×波多野和俊 6.『DEADLOCK』…安元洋貴×中村悠一 7.『王子様の正妃』…谷山紀章×鳥海浩輔 8.『シナプスの柩Ⅱ』…小西克幸×野島健二 9.『恋に命を賭けるのさ』…中村悠一×神谷浩史 10.G線上の猫 檜山修之×神谷浩史(2005年10月発売) 6 名前:名無しさん@ビンキー[sage] 投稿日:2008/06/27(金) 00 02 52 0 200710 vol.31 1.『しなやかな熱情』…三木眞一郎×神谷浩史 2.『ラブネコ』…武内健×中村悠一 3.『黒い愛情』…緑川光×平川大輔 4.『くいもの処 明楽』…野島裕史×中井和哉 5.『美男の殿堂 第2パレス』…)遊佐浩二×成瀬誠・小野大輔×中井和哉 6.『ショコラティエの恋愛条件』…森川智之×杉山紀彰 7.『王子様の刻印』…一条和矢×中村悠一 8.鬼畜眼鏡 O.S.T 9.『龍を飼う男』…森川智之×福山潤 10.狛狗の血キャラクターボイスCD 200708 vol.30 1.『恋情のキズあと』… 鈴村健一×遊佐浩二(2006年6月発売) 2.『全寮制櫻林館学院~ゴシック~』…緑川光×福山潤 3.恋愛操作 小西克幸×成田剣(2007年5月) 4.『専属で愛して』…羽多野渉×遊佐浩二 5.「みらくるのーとん」SUMMER☆SPECIAL 6.『ロッセリーニ家の息子 略奪者』…森川智之×小野大輔 7.優しくて棘があるMELLOW~眠れぬ夜は狂おしく~ 櫻井孝宏×鈴村健一(2005年1月) 8.君が好きなのさ 堀内賢雄×関智一(2000年6月) 9.悪魔の倫理学1 遊佐浩二×鈴村健一(2001年12月) 10.『スリルがいっぱい ファントム・アイ編』 三木眞一郎×鈴村健一(2004年6月) 7 名前:名無しさん@ビンキー[sage] 投稿日:2008/06/27(金) 00 04 06 0 200706 vol.29 1.恋愛操作 小西克幸×成田剣 2.『サウダージ 後編』…浜田賢二×鳥海浩輔 3.『百日の薔薇』… 井上和彦×千葉進歩 4.『夜の帳、儚き柔肌』…森川智之×岸尾大輔輔 5.『耳をすませばかすかな海』…鳥海浩輔×神谷浩史 6.Lamento OST(オリジナル サウンド トラック) 7.『超絶技巧練習曲』…森川智之×鈴村健一 子安武人×緑川光 8.『片翅蝶々』…平川大輔×吉野裕行 9.是2 三宅健太×平川大輔 10.「みらくるのーとん」ドラマCD第1巻 200704 vol.28 1.是2 三宅健太×平川大輔 2.『蛇淫の血』… 堀内賢雄×平川大輔 3.不器用なサイレント 高橋広樹×宮田幸季 4.『守護霊様に憑いてコイ』…子安武人×森久保祥太郎 5.『難攻不落な君主サマ』…大川透×遊佐浩二 6.生徒会長に忠告 杉田智和×鳥海浩輔(2006年10月発売) 7.灼熱の太陽と砂塵の嵐 森川智之×遊佐浩二 8.『可愛いひと。VIII』…子安武人×櫻井孝宏・森川智之×杉田智和 9.Lamento OST 10.『極道はスーツがお好き』…黒田崇矢×平川大輔 8 名前:名無しさん@ビンキー[sage] 投稿日:2008/06/27(金) 00 05 39 0 200702 vol.27 1.『美男の殿堂』…遊佐浩二×成瀬誠・小野大輔×中井和哉 2.Lamento OST 3.生徒会長に忠告 杉田智和×鳥海浩輔(2006年10月発売) 4.『その手に夢、この胸に光~メス花5~』…置鮎龍太郎×鈴村健一 5.『少年花嫁』…鈴村健一・鳥海浩輔・小西克幸・堀内賢雄 6.ひそやかな情熱 番外編 艶悪 小杉十郎太×野島裕史 7.恋する暴君 鳥海浩輔×緑川光 8.恋する暴君2 鳥海浩輔×緑川光 9.『春を抱いていた7』…三木眞一郎×森川智之 10.花嫁は開発室長 中井和哉×福山潤(2006年5月発売) 200612 vol.26 1.Lamento OST 2.恋する暴君2 鳥海浩輔×緑川光 3.『この世異聞』…井上和彦×岸尾大輔 4.『凍る灼熱2』…堀内賢雄×千葉進歩 5.『駆け引きはベッドの上で』…堀内賢雄×緑川光 6.生徒会長に忠告 杉田智和×鳥海浩輔(2006年10月発売) 7.『攣哀感情 二重螺旋3』…三木眞一郎×緑川光 8.『ダイヤモンドに口づけを』…大川 透×鈴木千尋 9.『Don t Worry Mama』… 檜山修之×山口勝平 10.『舞踏会の手帖』… 杉田智和×岸尾大輔 9 名前:名無しさん@ビンキー[sage] 投稿日:2008/06/27(金) 00 06 05 0 200608 vol.24 1.神官は王に愛される 中井和哉×千葉進歩 2.ロマンスは白衣のままで 森川智之×岸尾大輔 3.もっそれ 4.駆け引きのレシピ 神谷浩史×鈴村健一 5.花帰葬 prologue -黒い翼- 6.花嫁は緋色に囚われる 大川透×小野大輔 7.罪作りな君-against LOVE-杉田智和×櫻井孝宏 8.恋する暴君 鳥海浩輔×緑川光(2005年8月) 9.真昼の月 大川透×浜田賢二(2006年6月) 10.ひそやかな情熱 4 情熱の結晶 小西克幸×置鮎龍太郎 200606 vol.23 (ランキング協力店:アニメイト) 1.七海花音・おおや和美1秀麗学院高校物語・伝説の少年 2.『花町物語 第二巻 朱璃・相馬和泉篇』… 万栗太郎・緑川光 3.ほしがりません!勝つまでは 岸尾大輔×鈴木千尋 4.恋情のキズあと 遊佐浩二×鈴村健一 5.純情ロマンチカ 5 花田光×櫻井孝宏 6.君も知らない邪恋の果てに 大川透×下野紘 7.略奪せよ 子安武人×緑川光 8.スウィート・レッスン 森川智之×岸尾大輔 9.追憶のキスを君は奪う 杉田智和×笹沼晃 10.合鍵 鳥海浩輔×高橋広樹 10 名前:名無しさん@ビンキー[sage] 投稿日:2008/06/27(金) 00 06 45 0 200604 vol.22 (ランキング協力店:アニメイト) 1.FLESH&BLOOD3 諏訪部順一×福山潤 2.主のおおせのままに 小西克幸×岸尾大輔 3.キレパパ。 3 櫻井孝宏×緑川光 4.花町物語 第一巻(朱璃・東條 巽 篇) 森川智之×緑川光 5.胸さわぎのハーフムーン 井上和彦×鈴木千尋 6.伯爵様は魅惑のハニーがお好き 杉田智和×鳥海浩輔 7.愛と欲望は学園で2 一条和矢×鳥海浩輔、杉田智和×吉野裕行 8.虜にさせるキスをしよう 2 諏訪部順一×鈴村健一 9.爪先にキス 大川透×遊佐浩二 10.オレ様には敵わない! 鳥海浩輔×高城元気 200602 vol.21 (ランキング協力店:アニメイト) 1.『FLESH&BLOOD2』… 福山潤・諏訪部順一 2.『SEX PISTOLS3』… 大川透・成田剣 3.『月宿る』… 福山潤・平川大輔 4.『禁じられた愛のことば』… 森川智之・宮田幸季 5.『愛できつく縛りたい~恋より激しく~』… 宮田幸季・遊佐浩二 6.『まなざしの誘惑』… 平川大輔・三木眞一郎 7.『花嫁はいじっぱり~王子様のプロポーズ大作戦~』… 平川大輔・緑川光 8.『エス-咬痕-』… 神谷浩史・小西克幸 9.『純情ロマンチカ4』… 櫻井孝宏・花田光 10.『毎日晴天!5 竜頭町三丁目帯刀家の迷惑な日常』… 楠大典・金丸淳一 11 名前:名無しさん@ビンキー[sage] 投稿日:2008/06/27(金) 00 07 16 0 200512 vol.20 (ランキング協力店:アニメイト) 1.『FLESH&BLOOD 1』… 福山潤・諏訪部順一 2.『純愛ロマンチカ2』…花田光・櫻井孝宏 3.『純情テロリスト』… 井上和彦・岸尾大輔 4.『伯爵様は秘密の果実がお好き』… 鳥海浩輔・杉田智和 5.『是-ZE-』… 鳥海浩輔・福山潤 6.『梨園の貴公子』… 森川智之・井上和彦 7.『ディール』… 福山潤・鳥海浩輔 8.『フリージング アイ』… 神谷浩史・堀内賢雄 9.『月と茉莉花』… 真殿光昭・小杉十郎太 10.『月に狼』… 福山潤・遊佐浩二 200510 vol.19 (ランキング協力店:アニメイト) 1.『東山道転墜異聞』… 福山潤・小西克幸 2.「真夜中の弥次さん喜多さん 愛と幻覚のセレナーデ」 諏訪部順一・櫻井孝宏 3.『挑発トラップ』… 千葉進歩・小西克幸 4.『BROTHER』… 鳥海浩輔・緑川光 5.『イヤもキライも恋のうち』… 森久保祥太郎・遊佐浩二 6.好きなものは好きだからしょうがない!!―ミッション・チョイス― 緑川光×保志総一朗 子安武人×山口勝平 7.『じれったい口唇』… 野島健・子安武人 8.『恋の花』… 平川大輔・森川智之 9.『絆-KIZUNA-5』… 置鮎龍太郎・一条和矢 10.『目を閉じればいつかの海』… 黒田崇矢×鈴木千尋 12 名前:名無しさん@ビンキー[sage] 投稿日:2008/06/27(金) 00 08 09 0 200508 vol.18 (ランキング協力店:アニメイト) 1.『GP学園情報処理部』… 森川智之×宮田幸季 2.『伯爵様は危険な遊戯がお好き』… 杉田智和×鳥海浩輔 3.『恋する暴君』… 緑川 光・鳥海浩輔 4.『倉科先生の受難』… 平川大輔×緑川光 5.『…ヴァージンラブ。』… 小西克幸×緑川光 6.『花嫁衣裳は誰が着る!?』… 高城元気・大川透 7.『しあわせにできる3』… 置鮎龍太郎×森川智之 8.『メールボーイ2』… 諏訪部順一×鈴村健一 9.『まぁべらすツインズ』… 櫻井孝宏×岸尾大輔 10.『エス』… 神谷浩史・小西克幸 13 名前:名無しさん@ビンキー[sage] 投稿日:2008/06/30(月) 10 34 48 0 BLCD売り上げデータ http //babiru.bbspink.com/test/read.cgi/pinknanmin/1214410976/
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登録日:2012/01/27(金) 01 43 43 更新日:2023/05/14 Sun 17 02 44NEW! 所要時間:約 21 分で読めます ▽タグ一覧 R15+ がっこうぐらし! グロ ショッピングモール ジョージ・A・ロメロ ゾンビ ダメな大人の万国博覧会 デッドライジング デパート トム・サヴィーニ ドーン・オブ・ザ・デッド バージョンいっぱい ビターエンド ホラー ホラー映画 ロメロ映画 不朽の名作 世紀末 伊東美和 伝説の始まり 傑作 元祖ゾンビ映画 大体バカのせい 完全版商法 引きこもり 映画 映画秘宝 暴走族 生き残った6人によると 原題 George A. Romero's Dawn of the Dead/ZOMBIE(直訳 ジョージ・A・ロメロの死者の夜明け) 概要 本作は1978年に公開された、ジョージ・A・ロメロ監督・脚本の映画。 現在でこそゾンビ映画の巨匠として有名だが、当時はまだ無名だったロメロ監督の名を世に知らしめた出世作である。(*1) ホラー映画のクリーチャーとしてのゾンビという存在を世界中に認知させるのに貢献した作品でもある。 ロメロの才能や可能性に注目したイタリアのホラー映画界の大物、ダリオ・アルジェント監督(*2)がロメロにアプローチを掛けた。 そして彼をサポートする代わりに映画を公開する権利の一部を所有する…という体制のもとで製作されたのが本作。 制作された時代が時代な為、明らかに絵の具な血、作り物くさい食われた脚など特殊メイクは若干稚拙。 だが腹を食い破られるシーンは今なお見応えがあり、かなりリアル方向にグロい。 ストーリー 前作にあたるナイト・オブ・ザ・リビングデッドから三週間が過ぎた。 全米中で蘇った死体が人々を襲い、襲われて死んだ者もまた動く死体となって生きた人々を襲うという、最悪の事態を迎えていた。 フィラデルフィアのテレビ局WGON-TVのスタッフであるフランは恋人のスティーブンと共に局のヘリでの脱出を決意。 スティーブンの友人であり一緒に脱出を誘われたSWAT隊員のロジャーは、作戦中に知り合ったピーターと共に職務を放棄してフラン達に合流し、四人は共に旅立つ。 逃避行の最中、蓄えの乏しい物資を求めてショッピングセンター「モンローヴィルモール」に辿り着いた四人は、このショッピングセンターをひとまずの拠点とする。 入口を封鎖し、内部のゾンビ達を掃討する事で安全地帯を確保する一行だったが、その作業中にロジャーがゾンビに噛まれて負傷してしまう。 ゾンビに噛まれたロジャーの容態は日に日に悪化していき、看病の甲斐も無く遂に死亡。 他のゾンビの様に徘徊したくないという相棒の遺言通り、ピーターはゾンビ化したロジャーを射殺するのであった。 その後、三人となった一行は安寧な中でも満たされない閉塞感を感じながら生活を続けていた。 だがある日暴徒と化した一団がモールを発見した事で、事態は再び急展開を迎える。 暴徒達がモンローヴィルモールの扉をこじ開けた事でゾンビ達が再び建物の内部に雪崩れ込み、スティーブン達と三つ巴の戦いが繰り広げられる。 ピーターの活躍により暴徒達の撃退には成功するものの、暴徒に撃たれて負傷したスティーブンはゾンビに襲われて死亡。 ゾンビ化したスティーブンが隠れ家に大群を連れて迫った為、脱出せざるを得なくなったピーターはスティーブンを射殺。 フランだけを逃がし自殺しようとするが、結局思いとどまりフランと合流。 なんとか飛び立つも燃料の残り少ないヘリという絶望的な状況。 それでもピーターは笑う。 「いいさ、いけるところまで行こう」 登場人物 主役四人組 ◆スティーブン・アンドリュース/フライボーイ 演者:デビット・エンゲ 一応主人公(*3)。白人男性。 フランの恋人。実は家族がおりフランとは不倫の関係。 本業はテレビ局WGON-TV所属の天気のリポーター。アホっぽい偽警官供にも顔が知られているなど割と有名人らしい。 ヘリコプターを操縦できるためロジャーとピーターからは「フライボーイ(ヘリボーイ)」と呼ばれる。 作中での立ち位置は前作のハリー・クーパーと同じく「厄介な味方」。 ハリーと違いヘタレではなく度胸と行動力があり、最後までピーターと敵対したりもしない。 だが、実力が無いのに度胸と行動力だけ過剰にある味方がどれほど厄介な存在かは想像に難くないだろう。 暴徒が自分達の拠点であるモンローヴィルモールの品物を略奪するのを見ていられず発砲。 やり過ごそうとしたピーターの作戦をご破算にした上、銃撃戦から逃れてエレベーターの上に隠れる。 しかし暴徒に発見され腕を撃たれ、追い詰められたエレベーターの中でゾンビに襲われてしまう。(*4) 死ぬ間際に自分を襲ってきたゾンビを一人で撃退したが、そこで事切れてエレベーターに閉じ込められた。 数時間後ゾンビ化し、自分を待っていたフランとピーターのもとにゾンビの群れを引き連れ隠れ家の入り口を解放してしまう。 最後は屋上に繋がる部屋で待ち構えていたピーターに射殺される。 We've got to survive! Somebody's got to survive! ◆フランシーン(フラン/フラニー)・パーカー 演者:ゲイラン・ロス 本作のヒロイン。白人女性。WGON-TV職員でスティーブンの不倫相手であり、彼の子供を妊娠している。 妊婦(妊娠三か月)なのに喫煙者だったり、ベッドシーン(正確には事後シーン)があったりと色々とツッコミ所がある。 合流当初は消極的な性格で煙草1本すらあげようとしない冷めた女性だが、妊娠発覚と同時に母として女として強くなる。 中盤からはピーターたちに頼んでヘリの操縦や銃の扱いも積極的に覚えていき、開き直った女は男より精神的に強い事をうかがわせる。 とはいえ、流石にスティーブンが死んだかもしれないと聞かされた時は、咄嗟に銃を持ってゾンビの群れに突入しようとした。 ピーターの制止を受けて数時間待つが、結局恋人の変わり果てた姿を目撃し、ヘリでいずこかへと飛び去った。 Yeah, but not to the enemy,We’re blowin' it ourselves. ◆ロジャー・デマルコ 演者:スコット・A・ライニガー スティーブンの友人で、メンタルの浮き沈みが激しいフィラデルフィア市警のSWAT隊員。白人男性。 モンローヴィルモール封鎖作業の途中でゾンビに喰われかけた事が原因で頭のネジが飛ぶ。 その後、ゾンビを見くびって調子に乗ってDQNじみた行動をしたせいで本当に噛まれてしまう。 噛まれた後はカートに乗っている。後にようやく冷静になったものの、衰弱死を経てゾンビ化してしまい、ピーターに射殺される。 死後はモール内にあった観葉植物の土の下に埋められた。 We got this man,we got this by the ass! ◆ピーター・ワシントン 演者:ケン・フォリー 同じくSWAT隊員。モト冬樹ばりにちょっと額が広いナイスガイ。アフリカ系アメリカ人男性。 行動力、判断力、戦闘力の全てが優れた男であり、彼の提案するプランにはほぼ間違いがない。 ただしロジャーやスティーブンが足を引っ張る事で毎回ご破算になるという苦労人。 頼りがいのある男だが、しばしやるせない状況に心を痛める繊細な一面も持つ。 ゾンビの脅威からロジャー、スティーブンを救えなかった事を後悔しており、ラストではフランだけ逃して自殺をしようと考えていた。 しかし最後の最後の土壇場で「行けるとこまでいく」と思い留まり、ゾンビを蹴散らしてフランと共にヘリで逃げた。(*5) クレジットでは大体2番手3番手だが、本編を観ればわかる通り劇中では最も活躍しており、事実上の主人公である。 Wikipediaでもキャスト欄はピーターが一番上だったり。 Let's say the lady gets killed. You be able to chop off her head? WGON-TV関係者 ◆ダニエル(ダン)・ギブンズ 演者 ダニエル・ディートリッヒ 番組の現場監督。 視聴率獲得のため偽情報(*6)を流そうとするが、スタッフ達に呆れられストライキを起こされる。 ちなみにフランとの言い争いは放送中だった為、音声でテレビに流れてしまっていた。 ◆シドニー・バーマン 演者 デビッド・アーリー ニュース番組の司会者。フォスター博士と対談する。 フォスターの主張を頭ごなしに否定するなど、頑固な性格。 I’m not so sure what to believe, Doctor! ◆ドクター・ジェームズ・フォスター 演者 デビッド・クロフォード 映画冒頭でバーマンと対談する科学者。倫理観を捨てて早急にゾンビを殺すべきと主張する。 Every dead body that is not exterminated becomes one of them! It gets up and kills! The people it kills get up and kill! ◆TVディレクター 演者:ジョージ・A・ロメロ スザンヌ・デスローチャー・ロメロ テレビ局内で情報が錯綜する中、試行錯誤しているディレクター二人組。 インカムを付けたイケてる髭面七三分けとその隣の助手。演者はロメロ監督と彼の妻。 シリーズ中で最もセリフと出番が多く、メインキャラクターと直接会話する場面があるのは本作だけである。 ◆ジム 演者 ジム・エドモンドソン カメラマンの白人青年。フランの脱走を黙認した。 ◆チャーリー・パーカー 演者 ヴィック・クレマン タイピストの中年ハゲ。白人。 ◆デイヴ 演者 チャーリー・ピーターズ ロメロ監督の奥さんと交代した番組スタッフ。 テロップ入力をしながら「死人の勝ちさ」と呟くとフランに「人間の自滅よ」と否定された。 Here’s a few. You know, I think Foster’s right. I think we’re losing the war. ◆ルーカス ギブンズの制止を無視して職務放棄したスタッフの一人。 メガネでインカムを付けていたヒゲと思われるが、正確な演者などは不明。 ◆トニー 演者 クリフ・フォレスト 「大丈夫?」と悪夢にうなされていたフランを心配した人。 国営放送局の関係者 ◆ドクター・ミラード・ラウシュ 演者 リチャード・フランス 眼帯を着けた科学者。 ニュース番組内でゾンビの習性について解説する。 後にゾンビに餌を与えて飼い慣らしゾンビと共存すべきと提案する。 当然大ブーイングを受けるが、続編『死霊のえじき』でそれが最適解であったことが証明されてしまう。 We are down to the line,people.Down to the line! ◆TVコメンテーター 演者 ハワード・スミス ラウシュ博士と対談する司会者。 フィラデルフィア市警察 ◆コマンダー(司令官) 演者 ブレッド・ベイカー SWATの司令官。中年の白人男性。 いつもお決まりのフレーズで立て籠り犯を説得していたらしく、ロジャーにセリフを覚えられていた。 ◆ウーリー 演者:ジム・バフィコ SWAT分隊長。ロジャーの上官。やや太った口髭を生やした白人男性。抑圧された状況下で暴走するキチガイ。 有色人種に対する強い差別意識や劣等感を持ち、アパートに立てこもったプエルトリコ人たちを無差別に射殺するなど狂暴性を露にする。 無抵抗の住人をドアを蹴破り射殺し続け、最期はロジャーの制止を無視して大暴れした挙げ句ピーターに射殺された。 ゾンビが登場する前に物語から退場したにもかかわらず、そのイカレっぷりから視聴者に絶大なインパクトを残す。 後のロジャーの暴走の伏線となっている。 ◆ロッド・タッカー 演者 ロッド・ストッファー SWAT新人隊員の白人青年。ウーリーの部下。初任務なのか緊張してオドオドしていた。 アパート突入の待機中にマルチネスに額を撃たれて射殺され、作中で最初の犠牲者となる。 世界一有名なゾンビ映画の最初の犠牲者の死因が殺人というのは皮肉である。 ◆クリス ジェフ 演者 クレイトン・マッキノン ジョン・ライス ウーリーの部下であるSWAT隊員二人。 クリスはアフリカ系アメリカ人、ジェフは白人の青年。 さらっと登場したファーストゾンビであるブループライドシャツゾンビを倒すが、ジェフは状況に絶望して自害した。 ◆オフィサー(巡視艇基地“ポリスドック”の警官達) 演者 ジョセフ・ピラトー テッド・バンク ランディ・コヴィッツ パトリック・マクロスキー 職務を放棄して火事場泥棒に勤しむ巡視艇基地の警官4人。 演者の一人であるピラトーは次回作にて、シリーズ最狂のヴィランと名高いローズ大尉を演じることになる。 反社会グループ 警察の命令に従わず、住人を一カ所に集めていたアパートの住人達。 遺体=ゾンビを引き渡さずにアパートの地下に閉じ込め自分たちも同アパートに立て籠った。 その理由は「愛する者の遺体を政府に押収され奪われたくなかった」というもの。 地下に何十人もの遺体が隠されていた。主にプエルトリコ系アメリカ人達でリーダーはマルチネス。 ◆マルチネス 演者 ジョー・シェルビー アパートに立て籠ったプエルトリコ系アメリカ人達のリーダー。 ロッドを射殺した直後、リコを庇ってウーリーに射殺された。 ◆リコ 演者 ジョン・アンプラス マルチネスの手下。プエルトリコ系アメリカ人男性。ロジャーに制止されるも、無視して突撃した結果、SWATに蜂の巣にされた。 演者は白人だが、メイクで黒人になっている。次回作『死霊のえじき』にてテッド・フィッシャー博士を演じることになる。 ◆フラネロ 演者 ジョー・アベルン マルチネスの手下。プエルトリコ系アメリカ人男性。青と赤のラインが入ったシャツを着てライフルを所持。 ウーリーに射殺された。 ◆ムエカ 演者 ポール・マカルソ マルチネスの手下。アフロのプエルトリコ系アメリカ人男性。ライフルを所持。SWATに胸を撃たれ死亡。 ◆オールド・プリエスト(老神父) 演者 ホセ・デル・グレ 片足が欠損したプエルトリコ系アメリカ人の老神父。 ピーターとロジャーにアパート内の惨状を伝え、七階にいるという妹の安否を確かめに行った。 ピーターから「保護するから退去して欲しい」と説得されるもそれをやんわりと拒否。 「この混乱は神の意志である。最後まで見つめていたい。」とアパートの奥へ行き姿を消す。 When the dead walk,senores,we must stop the killing or lose the war. ◆ジェームズ マルチネス達が立て籠ったアパートの住人の一人であるプエルトリコ系アメリカ人男性。 ◆ミゲールの妻 ミゲールの死を受け入れられず、歩き出したミゲールのゾンビに抱き着いて肩と腕を食い千切られた。 モーターサイクル・レイダーズ(強盗団) 演者 ブッチー デイブ・ホーキンス トム・カプスタ他 本作のヴィランズ。モンローヴィルモールを襲った暴走族。典型的な世紀末のヒャッハー。 モール内の物を奪ったり、DQNの如く破壊しまくったりとやりたい放題する後先考えないバカ集団。 規模は30人弱。ピーター一人によって撃退された。 ◆ルディ 演者 ルディ・リッチ 強盗団のリーダー。ドイツ製軍用ヘルメットを被り口髭を生やした白人男性。 ピーター達に無線で宣戦布告に近い形でショッピングモール襲撃を予告した。 その晩に手下を率いてモール内に侵入し、ゾンビと戯れていたが、その後は不明。 演者は前作の脚本や『バタリアン』の製作に携わっているロメロの友人。 ◆スレッジ 演者 タソ・N・スタブラキス 呼び名の通りスレッジハンマーを武器にゾンビを倒しまくる超強い茶色いジャケットの白人男性。 モジャモジャ頭と無精髭、バンダナが目印。下のブレイズと共にピーターを苦しめる。 ブレイズが殺られた後、バイクで撤退中にピーターに撃たれ、動けないところをゾンビに食い殺され肉片と化す。 演者は次回作にてフアン・トーレズ二等兵を演じることになる。 ◆ブレイズ 演者 トム・サヴィーニ 強盗団のサブリーダー格。口髭を蓄え黒いジャケットを羽織ったラテン系アメリカ人男性。 呼び名の通りマチェーテ、サーベル、ボウイナイフといった複数の刃物を武器にゾンビ相手に無双する。 スレッジと共にピーターを苦しめるが、撤退中にゾンビに囲まれ、身動き出来ないところをピーターに撃たれプールに落下して死亡する。 後に「ランド・オブ・ザ・デッド」でゾンビ化した姿で再登場し、シリーズ初の再登場キャラクターとなる。 演じたトム・サヴィーニはロメロ映画の第一人者で、特殊メイクからキャスト、果てはスタントマンまでやってる超人。 ◆マウスィー 演者 ラリー・ヴァイラ もう一人のサブリーダー格。 白人青年で、ドラムマガジン式のトミーガンを装備している。ブレイズ達とは別行動していた。 バイクでの撤退中にピーターに撃たれて側車から転落し、ゾンビに囲まれながらなお銃を乱射して抵抗するが敢無く喰い殺された。 ◆ジャック 演者 ニック・タロ ブレイズの手下。青いバンダナとサングラスを着用した白人男性。 ブレイズ、スレッジ、チャーリーと共にピーターと交戦する。 迂闊に物陰から飛び出したせいで銃撃を食らい負傷した後、ゾンビに喰われた。 ◆チャーリー・ムーンベイビー 演者 マーティ・スチフ モジャモジャ頭の白人男性二号。 ブレイズ、スレッジ、ジャックと共にピーターと交戦するも、迂闊に飛び出したせいで撃たれ、後にゾンビに喰われた。 ◆メアリー/チッキー 演者 バーバラ・リフシャー ブロンドの女ヒャッハー。実は本作の美術スタッフ。 ◆ペドロ 演者 トニー・ブバ マウジーの手下。テンガロンハットを被った中年男性。 何故か死ぬ間際まで血圧計に執着する。 最期は孤立してしまいゾンビに囲まれ腕だけを残して喰い殺された。 ◆セラペ・バイカー 演者 パスカル・ブバ 白人デブ。ピーターにバイクを撃たれて破壊され、孤立したところをゾンビに囲まれ喰い殺された。 ◆ティミー 演者 ケリー・サンプソン テレビを抱えていた強盗団メンバー。 ◆ニック 演者 ジョージ・A・ロメロ サンタクロースのコスプレをした強盗団メンバー。 ワンカットのみ登場。 ゾンビ 人間が一度死に、謎パワーで蘇ったもの。 死因を問わず人間は死ねばゾンビになり、ゾンビに噛まれると致死性の感染症を罹患して衰弱死し、結果としてやっぱりゾンビ化する。 ピーター曰く噛まれれば最長でも3日で死に至るとのこと。 人肉に執着しているが、ゾンビという種として成熟を始めているため、人間とゾンビを区別し共食いはしない。 この「共食いしない」という習性は後続作でも度々言及されており、醜く殺し合う人間達との対比になっている。 動きは緩慢だが執着心が強く、一度目にした人間を執拗に追いかける。また、人体を素手で引きちぎるほど怪力。 またある程度生前の記憶も持つらしく、ゾンビ化したスティーブンは他のゾンビの目を欺き続けた偽装された隠れ家への入口をあっさり突破した。 群れで活動する性質があることも言及されており、誰かが移動すると周囲のゾンビ達も付いてくる傾向にある。 恐らくモールにゾンビが集合していたのも、生前の記憶からモールに引き寄せられた連中が他のゾンビ達を巻き込んで集団化したためと思われる。 知性は一度脳死した影響で下等動物程度に劣化しているが、逆に言えばそれ位の知性は残っている。 そのため、はしごや脚立を登ったり、ドアの開閉をしたり、落ちているものを拾って振り回す程度のことはできる。 原理は不明だが続編では脳が動力源であることが明かされる。そのため脳を破壊・損傷させると活動停止する。 また、足元がフラついているせいか転びやすく、2~3体程度なら非武装でも押し通れるほか、バーナーや発煙筒など火を近づけると逃れようとする吸血鬼のような弱点もある。 詳細は当該項目参照。 ◆ブループライドシャツゾンビ 演者 ゲイリー・ピーボディ 本作のファーストゾンビ。ウーリーがドアを蹴破ったアパートの一室にいた、青いプライド柄シャツを着たゾンビ。 片足首が欠損し、顔の半分がえぐれた恐ろしい見た目。 ジェフを窮地に陥れるも返り討ちにされた。 ◆ミゲール・ザ・ゾンビ 演者 トミー・ラフィット マルチネス達が立て籠ったアパートの住人であったプエルトリコ系アメリカ人男性。初登場時点で既にゾンビと成り果てていた。白いシャツとモジャモジャ頭が特徴。 人間だった頃の記憶からかゾンビと格闘中のクリスとジェフの横を素通りして妻に会いに行く。 SWAT隊員の制止を無視して抱きついてきた妻に噛みつき、慌てて取り押さえようとした隊員達を振りほどく怪力を発揮した直後、蜂の巣にされ活動停止。 ◆ヘリコプターゾンビ 演者 ジム・クルット 給油場にいた緑のジャケットを着た茶髪の白人男性ゾンビ。 頭が異様にでかく、ヘリコプターを給油していたロジャーを襲おうと木箱に登った瞬間、ヘリのローターで頭を切断され自滅。 ◆プライドシャツゾンビ 演者 ジョン・ポール 呼び名の通り赤いプライド柄のシャツを着たスキンヘッドの白人男性ゾンビ。 右半身が火傷によりケロイド状に爛れた非常に不気味な姿で、ポスターアートにもなった。 給油場でピーターに襲いかかり、背後からフライボーイに胴を撃ち抜かれたあと、ロジャーにヘッドショットされた。 ◆セキュリティガードゾンビ 演者 ワーナー・ショック モンローヴィルモールの地下ボイラー室にいた警備員の制服を着たゾンビ。 無駄に度胸と行動力があるフライボーイを恐怖のどん底に陥れるが、最後は近距離から拳銃でヘッドショットされた。 ◆ハーレークリシュナゾンビ 演者 マイク・クリストファー 人間だった頃はクリシュナ教徒だった白人男性ゾンビ。 独特な髪型で丸眼鏡、橙色のローブ、タンバリンを身につけた極めて目立つ格好をしている。 モンローヴィルモール内を徘徊していた。 ピーター達の陽動に何故か引っ掛からずにフランが待機中の守衛室へ向かう。 フライボーイが銃を持ち出したせいでフランは丸腰だったが、ゾンビには「火を忌避する」という弱点があるため発煙筒を近付けられ大きく怯む。 その後、フライボーイと共に戻ってきたロジャーに撲殺された。 ◆ナースゾンビ セーターゾンビ リードゾンビ ライフルゾンビ 演者 シャロン・ヒル クレイトン・ヒル パム・チャットフィールド ジェイ・ストーバー 大人の事情により、いつも群れの先頭にいるゾンビ達。 ナース姿の女、白セーター着たハゲ親父、ロジャーから奪った自動小銃をずっと握りしめてる奴等。 最終盤にもゾンビ化したフライボーイが引き連れる形で登場し、ピーターを苦しめる。 ピーターはこの時点で手持ちの弾薬が無かったため、倒されずに生存(?)した。 ◆マチェーテゾンビ 演者 レナード・ライズ ブレイズにラリアットを仕掛けた白いシャツを着た白人男性ゾンビ。 激昂したブレイズにより頭にマチェーテを叩き込まれ倒された。 マチェーテを叩き込まれた時の表情が独特で笑いを誘う。 リメイク 2004年には本作をメイクしたドーン・オブ・ザ・デッド(映画)(原題 Dawn of the Dead)が公開されている。 ただし、リメイクと言っても登場人物は全て一新されており、物語も原作が主眼に置いていた登場人物同士のドラマより、人間とゾンビの戦いがメインとなっている。 ショッピングセンターが舞台という点以外は原作とは完全に別物と考えるべきだろう。 ちなみにピーターとロジャーの人がチョイ役で出ている。 モンローヴィルモール 本作こそがゾンビ作品におけるショッピングモール(劇中ではショッピングセンターと呼ばれている)の扱いに関するテンプレを作ったと言っても過言ではない。 リメイク版のドーン・オブ・ザ・デッドを始め、ゲームのデッドライジングシリーズなど、本作に影響を受けたゾンビ作品は数知れず。 実は撮影で使われたモールに本来銃砲店は無く、他所で撮った別撮り映像を編集でモール内にあるように誤魔化している。現実と同じ仕様だったら多分詰んでた。 また、営業中のモールをそのまま使っているため、撮影可能な時間帯が深夜から早朝の営業時間外に限られるなどかなり苦労があった模様。 余談 ゾンビ役は一般からエキストラで集められたが、当時は失業率が高かったこともあり人員が殺到したらしい。 本作は、先述したようにロメロとアルジェントが提携して製作した関係で、多くのバージョン違いが存在する。 基本的には「英語圏ではロメロが監修したバージョンが、非英語圏ではアルジェントが監修したバージョンが公開される」という取り決めがなされており、実は「ゾンビ」という題はアルジェントの考案によるもの(ロメロなら「ドーン・オブ・ザ・デッド」)。 まず、基本としてロメロ自身が手掛けたバージョン。 アルジェントが監修したバージョンはアクション的な魅せ場を優先した編集がなされているほか、彼が手掛けた映画でお馴染みのロックバンド・ゴブリンが音楽を手掛けており、不気味ながらもポップで耳に残る曲調は評価が高い。 また、一部の残酷シーンをカットしたりボカしたりした北米バージョンも存在する。 日本ではアルジェントのバージョンをベースに更に編集を加えたものが公開され(そのため、初公開当時の宣伝では「アルジェント監督作品」として扱われていた)、死者が蘇ったことに対する理由付けとして、冒頭で惑星が爆発するシーン(この爆発により死者を蘇らせる光線が地球に届いた…というもの)が独自に付け加えられている。 このバージョンは現在では映像が現存していない(行方不明になっている)が、よく訓練されたゾンビマニアの協力を得て(*7)、日本初公開版を再現したバージョンが2019年に一部の映画館で公開された。 当時の地上波ロードショーでは更にカオスな事態になっており、情報が乏しかった&当時はまだおおらかな時代だったこともあって、テレビ放送の尺に合わせるために細部を大幅にカット・日本語吹き替えの独自解釈・アルジェントの別の映画からBGMを拝借して編集したというこのバージョンは「サスペリア版」と呼ばれて一部で語り継がれている。 ジョージ・A・ロメロのデッドシリーズ関連項目 ナイト・オブ・ザ・リビングデッド(映画)(一作目) ゾンビ(映画)(二作目) 死霊のえじき(三作目) ランド・オブ・ザ・デッド(四作目) ダイアリー・オブ・ザ・デッド(五作目) サバイバル・オブ・ザ・デッド(六作目) ゾンビ/グール(ロメロのデッドシリーズ) セメタリーゾンビ(ナイト・オブ・ザ・リビングデッド) バブ(死霊のえじき) ビッグ・ダディ(ランド・オブ・ザ・デッド) ショーン・オブ・ザ・デッド(映画)(パロディ作) バタリアン(映画)(パロディ兼権利上の正式な続編) 地獄が満員になると死者が歩き出すのさ… 追記・修正はエレベーターの中でゾンビに襲われてからお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 好きな人が多いんだろうけど、ショッピングモールのシーンは個人的には嫌いだった。やっぱ寂れた寒村みたいなところで農婦みたいな人がゾンビ化してるみたいなのが古典的なイメージ。 -- 名無しさん (2014-11-02 00 08 49) ダメ子「一度死んだ人間は人様に迷惑をかけないのが死者のエチケットだよ! 納得できない奴はあたしが相手よ!」 -- 名無しさん (2015-04-22 02 04 22) 確かバイオのゾンビのモチーフなんだっけ? -- 名無しさん (2015-04-22 12 20 09) スティーブンの役者さんはゾンビの時の方が演技が上手いんだよなww -- 名無しさん (2015-10-26 22 20 47) なんかここだとカット版みたいな書かれ方してるけど北米公開版が一番編集いいよね。三バージョンの中で一番最後に見てこれだ!とびびっと来たから間違いない(個人の感想です) -- 名無しさん (2017-04-20 20 06 40) 撮影に使用したショッピングモールは現在進行形で営業中。撮影条件は『撮影時間は営業終了後から営業開始前の数十分前までには元の状態に戻すこと』だったらしく、血糊や手足の小道具を使用した後はスタッフ総掛かりで清掃と片付けに追われた上、時間の都合上徹夜になることも珍しくなかったらしい。 -- 名無しさん (2019-03-29 13 15 13) 日本版の隕石のシーンはショーンコネリー主演のメテオっていう映画のシーンが流用されている。 -- 名無しさん (2019-06-05 21 38 09) 本作の中盤あたりのガソリンスタンドでゾンビ化した子供が出てくるけど、撮影当初は俳優さん(後にこれを射殺するピーター役の人)やスタッフから滅茶苦茶不評だったらしく、ピーター役の人も「この場面だけは演技と分かっていてもやるせない気持ちになった。」とコメントしてる。 -- 名無しさん (2019-07-19 16 33 40) ↑向こうは子供を殺すような描写を如何に理由付けても嫌がるみたいよね。 -- 名無しさん (2019-07-19 18 11 22) 子供を殺すんは和洋問わず嫌だなあ・・・「ああ、これじゃ子供も死んだんだろうな」って視聴者に推測させる方式にして欲しい。 -- 名無しさん (2019-07-19 18 36 19) 「くそっゾンビめ、子供まで殺してゾンビ化させるとは! 可哀想に、今神様の元へ送ってあげるからな」的な方向でもダメなんだろうか。だってどう考えても最初にその子供殺したのは人間じゃなくゾンビだし、子供の形を傷つけるだけでダメなら最初から子役をゾンビ役で出すなって話になってしまう。ロメロ氏アルジェント氏はその辺の葛藤も表現したかったから入れたんだろうけどね… -- 名無しさん (2020-07-02 09 47 34) ピーター達四人はゾンビ映画でもかなり仲が良いグループだと思う。 -- 名無しさん (2020-09-27 02 11 25) 今でもピーターとフランはゾンビに溢れた世界を飛び続けているのだろうか -- 名無しさん (2022-01-15 20 32 28) 俺よりいい家に住みやがって! -- むに (2023-05-13 22 50 26) 名前 コメント
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美奈代達、第七分隊が他の分隊に比べ、成績的に著しく劣っているとされる根拠はただ一つ。 訓練が全く進まないこと。 それだけだ。 それさえ、理由と言えば、他の教官なら見逃すだろう細々としたことに一々ケチをつける主任担当教官二宮真理中佐の教育方針のせいであって、別段、美奈代達が騎士として、他の分隊に比べて致命的に劣っていることにはならない(実際、座学成績に関しては、美奈代と宗像、美晴は上から数えた方が早い) とはいえ、やはり問題なのは他分隊がすでに最終訓練課程である、模擬戦闘を含むメサイアの単座操縦訓練の段階にありながらも、たった一分隊だけ、シミュレーター訓練にいそしんでいれば、どうしても「劣等生」の扱いは避けられないのは当然だ。 ここに、他分隊とは決定的に違うこと―――性別が加わると、他騎士の男性としてのプライドの問題もあり、例えそれがいかに不当とはいえ、美奈代達の生半可な努力で扱いを変えることは不可能に近い。 その生半可な努力を覆すほどの出来事が起きた。 後の近衛メサイア部隊を担うエリート幹部候補生と見込まれた者達により編成された第一分隊。 成績優秀をもって他分隊の追随を許さないはずの部隊が、最も成績が劣るはずの第七分隊に全滅させられたというのだ。 「四月馬鹿(エイプリル・フール)はまだ早い」 訓練から帰還する両分隊を出迎える際、第2分隊長が呟いた言葉だが、その時、この言葉を否定した者は誰もいない。 あり得ない話なのだ。 だが――― 訓練校に降り立った鵜来級輸送艦改、現分類は強襲揚陸艦「鈴谷(すずや)」の前には、全分隊候補生達が整然と並び、艦から次々と降ろされる“幻龍(げんりゅう)”、そして“雛鎧(すうがい)”を信じられないといった顔で見守る。 「一体、こりゃぁ……?」 自力移動が出来ないメサイアを運搬するための自走式重量物運搬装置“ストレッチャー”に乗せられた雛鎧が目の前を移動する。 ストレッチャーに横たわる“雛鎧(すうがい)”は、片脚が切断され、もう片方の脚も半ばまで切り落とされている。 第一分隊と第七分隊の間で模擬戦が行われたことは知っている。 ただ、ここまでメサイアが破壊される模擬戦なんて聞いたことがない。 各分隊から起きるざわつきは、“ストレッチャー”のエンジンの爆音にまぎれてとぎれとぎれに聞こえてくる。 “あの第一分隊が” そんな声が大半だ。 “雛鎧(すうがい)”の搬出が終わり、頭部装甲を吹き飛ばされた“幻龍(げんりゅう)”が続く。訓練用にデチューンされているとはいえ、近衛メサイア正規部隊配備騎、言い換えれば、自分達の目標である騎が破損した状態で運ばれるのは、候補生としては不快だ。 最後に出てきたのは、自力歩行可能な“雛鎧(すうがい)”と“幻龍(げんりゅう)”。 一騎は右腕があさっての方向を向いている。 その騒ぎの中。 気づく者は気づいていた。 訓練生の数に対し、降りてきた騎体の数が1騎、足りていないことを……。 候補生が騎体を壊す。 訓練だから仕方ない。 むしろ訓練だから壊す。 いくらでも言い訳は出来る。 だが……。 「―――というわけだ。以後、気を付けろ!」 ハンガーの中、破損したメサイア達の前で並んで正座させられているのは、第一分隊と第七分隊の候補生達だ。 美奈代はすでに脚の感覚がない。 「これに懲りたらメサイア壊すな!わかったか!?」 官品だの国民の血税だの、いい加減にしろと喚きたくなるほどの“老整備班長殿(くたばりぞこない)の演説(ぐち)”がようやく終わった。 「処罰を申し渡す」 さすがに聞くだけで疲れたのか、二宮はうんざりした声で美奈代達に言った。 「第七分隊は毎日、夕食前にメサイアの掃除。“雛鎧(すうがい)”整備完了まで、整備班の支援業務に就くこと」 げぇっ! 美奈代達は声こそ出さないが、表情で悲鳴を上げた。 「うるさいっ!」 二宮は怒鳴った。 「あんた達のおかげで、私まで始末書書かされるんだから、文句言うなぁっ!」 「何が不満ってさぁ」 さつきが騎体から外されたパーツを運びながら美奈代にぼやいた。 メサイアの整備を手伝わされてからすでに数日が経過。 手や顔はオイルで汚れ、騎士辞めて整備に移ろうかなんて話が半ば本気で語られるようになっていた。 ハンガーの隣の建物に入ると、照明が落とされてやたら薄暗い。 足下に気を付けないと簡単に転びそうだ。 「第一分隊は、おとがめなしってことだよ」 「うん」 さつきと一緒に美奈代が運ぶのは“幻龍(げんりゅう)”から外された電子パーツ。 長くて重い。 何のパーツだったか、美奈代は思い出そうとしたが出来なかった。 「あいつら一体、何様のつもり?大体、私達はあいつらに襲われたんだよ?」 「言うな―――行くぞ?」 せーのっ! ガシャンッ! 得体の知れない残骸の山にパーツを放り込む。 「まぁ、これ一個、いくらするか考えれば、整備や訓練校が怒るのも無理ないけどね」 「……早瀬」 「何?」 「すまないけど、先に行っていてくれ」 「トイレ?」 「……まぁ、そうだな」 さつきの後ろ姿を見送った美奈代は、壁に立てかけてあったパーツの影に向き直った。 「―――こんなところで、何の用です?」 「よくわかったね」 パーツの影から出てきたのは、染谷だった。 染谷を見る美奈代の目は、決して友好的ではない。 「……第一分隊の隊長殿が、こんな所で何をなさっておいでで?」 「何と言われたい?」 「すぐに消える」 「―――ふん」 染谷は、鼻で笑うと、尊大な態度で近づいてくる。 今までの美奈代なら、“毅然とした”とか、“堂々とした”……そう、表現したろう。 それが、今では何だか虚しくさえ感じられる。 一度、幻滅した男に再び思慕を抱くのは、並大抵のことではない。 「……っ」 美奈代は、近づく染谷に背を見せないように気を配った。 「一言、言っておきたい」 「何をです?」 「……人に対して、もう少し態度を改めるべきだとは思わないか?」 「それは失礼いたしました」 美奈代はわざとらしく敬礼した。 「自分は軍隊育ちとして、男とのコミュニケーションは“これ”しか知りませんので」 美奈代は握り拳を染谷の前に突き出した。 「―――君は」 染谷は表情を変えることもなく、 「“マイ・フェア・レディ”を知っているかい?」 「型式は?」 「?」 「31ですか?32?」 「―――い、一体、何の話だい?」 怪訝そうな顔になった染谷に、美奈代は真顔で言った。 「自分は、候補生の愛車がフェアレディZであることなんて知りませんでした」 「……」 染谷は何故か、沈痛な面もちで天を仰ぎ見た。 「……君は、余程、文化というものに興味がなかったらしいな」 「?はい?」 「オードリー・ヘップバーンも知らないか」 「……」 “どこかで聞いたような” 美奈代がその名を知らないことは、その表情で明らかだ。 「……恥をかく前に誰かに聞いた方がいい―――いや」 染谷は思いついたように言った。 「見に行くことにしよう」 「は?」 「士官たる者、一般教養にも詳しくないといけない」 「……はぁ」 何か、うまく言いくるめられつつあることに気づきはしても、美奈代は特に反論はしなかった。 戦術しか知らない“戦闘バカ”は出世出来ない。 それは、自分の父が大尉から少佐に昇進するのに10年近くを必要とした際、父自らがこぼした愚痴だ。 実例を見ている上に、そのおかげでいろいろと苦労した覚えのある美奈代は、むしろそれを受け入れる素地が人一倍あるのだ。 ただし……。 「わかりました」 士官としての心構えを説かれたとしか認識していない美奈代と、 「そ、そうか」 男として申し出た染谷の溝は、意外と大きかった。 「で、では、今度の外出の際に。会場は確認しておこう!」 「……はい。よくわかりませんが、頼みます」 「うん!」 そう頷く染谷。 その瞬間、普段、冷静沈着なはずの染谷の顔が、美奈代にはまるで子供のように輝いて見えた。 ―――悪くないな。 美奈代はクスッ。と小さく笑うと、染谷の後を追うように歩き始めた。 美奈代の焼けぼっくいに火がついた瞬間だった。 「えええええ〜〜っっっっ!!?」 食堂に突如響き渡った怒鳴り声に、居合わせた全員の動きが止まった。 何人かは、驚いてみそ汁を鼻から吹き出し、死にそうな勢いでむせいでいた。 「み、美奈代っ!?」 さつきが青くなって美奈代の両肩をつかんだ。 「あんた一体、どうしちゃったの!?」 「だ、だから何だ?」 「ど、どうしちゃったんですか!」 美晴も席を蹴って立ち上がった。 「そんな申し出受けるなんて!」 「べ、別に間違ったことを言ってはないだろう!?」 美奈代は訳が分からない。という顔で反論した。 「士官が教養を持つというのは、確かに正しいことだ!」 「だからって!」 さつきと美晴は怒鳴る。 「それってデートでしょ!?」 「あの染谷と!」 シン……。 一瞬、食堂が静まりかえった後……。 染谷はどこだ!? あの野郎!抜け駆けしやがったな!? 染谷を探せっ! 叩き殺せっ! 食堂は騒然となった。 「……あらま」 周りを見回した祷子は、自分達、こと、美奈代に対しての視線が、さっきまでとは違っていること、さらに、美奈代がようやく自分が受けた申し出の意味を理解して凍り付いていることに気づいた。 「それにしても」 祷子はテーブルの上に置かれていたアルミ製の急須から御茶を注ぎながら言った。 「染谷候補生、なかなか素敵なお誘いじゃないですか」 「ああ……それにしても」 さすがの宗像もあきれ顔だ。 「お前、オードリー・ヘップバーンも知らんのか?」 「……だ、誰だソレ」 「歴史上最高と言っても過言ではない名女優中の名女優だ。妖精とまで呼ばれた彼女を知らないとは、お前本当に人類か?」 「そ、そこまで言うか?」 「でも」 お茶、どうぞ? 祷子が皆の茶碗にお茶を注ぎながら言った。 「染谷候補生って、意外とロマンチストだったんですね。私もそんなお誘いには憧れちゃいますね」 「しかし」 クックックッ……! 宗像は腹を抱えて笑い出した。 「我が校のヒギンス博士は、とんだイライザを見初めたもんだ!」 「クスッ。理沙さんったら」 祷子もおかしくて仕方ないという顔だ。 「だ、だから!」 美奈代はたまらずに言った。 「なんなんだ!?その何とかフェアレディってのは、日産のZのことだろう!?教養と日産のスポーツカーがどう関係するか知らないが!」 「……美奈代さん」 ポンッ。 美晴が沈痛な面もちで美奈代の肩を叩いた。 「これ以上、恥かくような発言は慎みましょう。分隊長がそれでは、私達がいたたまれないから」 「……うっ」 「とりあえず」 宗像は言った。 「イライザでさえ、教授の元へは、精一杯のお洒落をして訊ねていった。負けてはいられない」 「素敵なマイフェアレディ計画ですね」 「祷子。お前は私のマイフェアレディだ」 「ふふっ。ありがとうございます。でも今は」 「か、風間?」 「理沙さん。お化粧品とお洋服、見繕ってあげてください」 「任せろ。泉は私服のセンスが最悪だからな」 「な、何だと!?」 「―――成る程?」 夜。 美奈代は二宮の私室へ呼び出された。 否。 正確には、部屋から拉致られた挙げ句、ここに連行されてきたのだ。 パイプ椅子に座らされ、テーブルに置かれたライトを浴びる美奈代は、何故か女性教官達に取り囲まれていた。 教官達の殺気だった視線を一身に浴びる美奈代は生きた心地がしない。 警察の取調室の方が、まだ心地いいだろうな。と、美奈代は心底そう思いつつ、浴びせられる質問に答えるしかなかった。 「了解した」 そう答えたのは、座学担当の牧野中尉だ。 先に搭乗した“雛鎧(すうがい)”のMC(メサイアコントローラー)を担当してもらった人物だ。 「尋問は終わりました」 椅子から立ち上がった牧野中尉が振り返った先には、机に両肘を乗せ、手を組んで顔の前に置くという、某国連特務機関の最高司令官の如き姿勢をとる二宮がいた。 「―――調書を読み上げなさい」 「はっ。二宮閣下(ヘル・ニノミヤ)。」 牧野中尉は恭しく頭を下げた。 「―――被告は我が訓練校第七分隊所属候補生であります。 この者は、我が訓練校に属する女性として背いてはならない教義に反した容疑がかけられています。 曰く、被害者、第一分隊染谷隊長に対する売春行為未遂及び訓練校への背信行為。 この裏付けは、すでに容疑者の自白で十分と判断しています。 この事態に際し、わが独身女性保護同盟最高評議会は、いかにして容疑者が被害者をたぶらかしたかを徹底的に調べ上げた後、然るべき処置を」 「回りくどい」 二宮は姿勢を崩すことなく言った。 「結論を述べなさい」 「このガキ!候補生の分際でオトコたぶらかしやがって、羨ましいんですっ!」 「実にわかりやすい。報告は簡潔にして要領を得ていないとな」 「……あのぉ」 「泉」 「……はい」 「で?どうやって、染谷をたぶらかした?」 「べ、別にたぶらかしてなんて!」 「―――質問を変えよう」 二宮はどこからかハンマーを取り出し、美奈代の脳天めがけて振りかぶった牧野達を手で制しながら言った。 「染谷と初めて会話したのはいつだ?」 「え?えっと……?」 美奈代は、四方で振り上げられたハンマーにおびえつつ、ようやく思い出した。 「あの……5月の強歩訓練の時、水を配っていた時だと」 「ああ。図々しく生理中を理由にさぼった時だな」 「さぼってませんっ!」 「なら、5月に2回も生理が来たのは何故だ?」 「……うっ」 「それで?」 「お疲れさまです……って、確かその程度」 「それ以降は?」 「時々、すれ違い様に敬礼する程度で」 「……むぅ」 「二宮閣下(ヘル・ニノミヤ)」 二宮の斜め後ろに立つ女性士官が書類を挟んだバインダーを手渡しつつ、 「ILOからの情報です。容疑者が自白しました」 「あ、ILO?あの……二宮教官は、パレスチナに何か?」 「パレスチナは既に人の住めるところではあるまい」 二宮は書類に目を通しながら言った。 「“いたたまれないほど、ロンリーな、男達”の略でILOだ」 「いっそ合コンとか……どうです?」 皆さん、そのILOの女版でしょう?という言葉だけはかろうじて飲み込んだ。 「私達は高い理想に生きることを誓った女達だ。妥協はしない―――どれ」 「……」 いろいろ言いたいことはあるが、生きてここを出たければ、下手なことは言うべきではないだろう。 美奈代はそう思ったので黙った。 「……成る程?」 二宮は書類から視線を外し、言った。 「染谷はILO候補生実働隊により袋だたき、つるし上げを受けた後、医療隊の適切な処置により投与されたクスリにより自白した。それによると」 ゴクッ。 女性士官達が固唾を呑んで二宮の言葉を待つ。 「染谷は入営の際、泉を見初めた。つまり―――」 ジロッ! 刺す様な視線が恐ろしく痛い。 「一目惚れしたんだ」 なっ!? が、外見が全てなの!? 私の方が美人なのにっ! こんな小便臭いガキのくせに!? 「わ、私が悪いんですか!?」 まるで一方的に美奈代が悪い!と言わんばかりの声に、美奈代はそう抗議するのが精一杯だ。 「泉は、亡くなった染谷の母親の、若い頃にそっくりなんだそうだ。 そんなこともあって、その後も、気になって事あるごとに見ていたら、自然と異性として意識するようになった。つまり、好きになったと自覚した」 染谷候補生はマザコンだったのか!? なら、母性の魅力でたぶらかせば! 「……」 一体、何なんだ? 美奈代は泣きたくなった。 自分はまだ、デートもしていない。 告白なんてされてもいない。 ただ、自分を好きになってくれた人がいてくれた事を知っただけだ。 た、確かに、フェアレディと聞いてすぐに車しか思いつかなかったのは、よく考えれば、女の子としてどうかとは思う。 それでも、デートの誘いらしいものは受けたんだ。 それは、一人の女の子として、喜ぶべきことのはずなのに、こんな風に吊し上げられるなんて、あんまりだ。 外見に自信は全くない。 ここに来るまで、男子生徒は皆、騎士だという理由だけで近づくことさえなかった。 早瀬じゃないけど、これはもしかしたら、千載一遇のチャンスなのかもしれない。 実際、美奈代は少しそう思う。 ただ、そう思った直後にこれだ。 私は―――まともな恋愛が出来ないのか? 「二宮閣下(ヘル・ニノミヤ)」 美奈代の瞳から涙がこぼれそうになった時、部屋のインターフォンが鳴り響いた。 「校長からです」 「貸せ―――閣下?染谷が死にましたか?―――はっ!?」 二宮があきれ顔になった。 「今、この時間にですか?……はい。わかりました」 受話器を戻すと、二宮は立ち上がった。 「泉」 「……ぐすっ。はい?」 「もういいぞ」 「へ?」 「閣下!?」 「すぐに部屋に戻って、神城三姉妹をたたき起こして教官室へつれてこい」 「神城達を?」 「―――連中の玩具がきた」 ●数日後の朝 食堂 演習が終わったら、候補生達にも、そろそろと進路に関する内示が出はじめる時期だ。 壁には内定が出た者が張り出されている。 染谷はメサイア第一中隊の配属が内定。壁に張り紙が出ている。 美奈代は、デートで何とお祝いを言うべきか悩みながら、沢庵をかじっていた。 その目の前で、 「眠い……」 茶碗を持ちながらうつらうつらするのは双葉だ。 一葉と光葉はご飯を食べながら器用に船をこいでいる。 「最近、夜になると別行動だけど、どうしたんだ?」 美奈代は訊ねた。 「うん……明日から私達三人、本格的にカリキュラムが別になるって」 「……へ?」 「昨晩ね?」 双葉は言った。 「新型のシミュレーターが入ったんだよ。それの本格訓練」 「新型のシミュレーター?」 「うん。何だか、戦闘機みたいなヤツ。普通のSTRシステムじゃないの」 「私達、何も聞いていないぞ?」 美奈代は横にいたさつきの顔を見た。 さつきは無言で首を横に振った。 「私達三人専用だって」 「すごいじゃん!」 びっくりした様子でさつきは言った。 「カスタムモデルが与えられるってことは、双葉達、特務部隊(スペシャルフォース)配属でしょ!?」 「シミュレーターはゲームみたいで楽しいけど、それより眠いよぉ……」 「戦闘機といっていたな」 「うん……あんまりしゃべるなって言われているけど、普通のメサイアじゃないよ。手足ないし……大型の戦闘機みたいなヤツ。私達はみんな、大好きになったけどね」 ふわぁぁっ……と、生あくびをした双葉を前に、美奈代は少し複雑な顔になった。 「神城達も内定……か」 「私達は、後方勤務かな」さつきは、どこかほっとした顔でお茶をすすった。 「宗像も、二宮教官と一緒に中央に面接に行って、今朝帰ってくるけど」 「あいつも、どうなるんだろうなぁ」 「普通の部隊に行っても、あの素行だからねぇ」 おおっ! 不意に、食堂にいた生徒達から、そんな歓声が上がった。 見ると、脚立に登った長野が、壁に八切サイズの半紙を貼り付けていた。 祝内定 内親王護衛隊 第七分隊 宗像理沙候補生 「内親王護衛隊(レイナガーズ)!?」 美晴が目を見張ったのも無理はない。 内親王にして近衛最高司令官である麗菜内親王の親衛部隊、それが内親王護衛隊。近衛最強部隊たる天皇護衛隊(オールドガーズ)と肩を並べるエリート部隊だ。 しかも、女性のみで編成された珍しい部隊でもある。 とにかく、普通ならば、候補生から直接入れる部隊ではない。 「さっすが宗像!」 思わずさつきは言った。 「レズが身を助けた!」 「おい。二宮教官の古巣でしょ?それなら教官も」 言いかけて、美奈代の思考は止まった。 「つまり……二宮教官って実は」 「あれ?泉知らないの?」さつきは、おや?という顔になった。 「二宮教官の別名」 「?」 「……白百合の守護者。つまり」 きょろきょろと辺りを見回した後、テーブルに身を乗り出して小声で言った。 「教官は両刀なんだよ」 「うぞっ!?」 「本当だって……一時は麗菜殿下のお手つきだったって聞いたこともあるし」 「……」 宮内省近衛府 富士学校校舎 「……さて、今日の授業に入る前に、お前達の罰ゲームの件だが」 二宮はわざとらしい咳払いをした。 「よくやった……とでも言っておく」 美奈代達の罰ゲーム―――コスプレ接待の件だ。 「第一分隊撃破によって、全てはお流れだ」 「それにしても教官」 山崎が挙手の後、訊ねた。 「連中はどうして定数で参加しなかったのですか?」 「“幻龍(げんりゅう)”を使いこなせたのがあの三人だけだった。それだけだ」 二宮はにべもない。 「それであの」という美奈代の声に、 「そうか!」 二宮はうれしそうに頷いた。 「そんなに行きたかったのか!」 「へ?」 美奈代達は思わず、皆で顔を見合わせた。 「……いえ、私達が」 「志願します!?教官としてうれしいぞ!」 「き、聞いてないし」 「アフリカ行き。予定では1週間後だ」 二宮は早口で言った。 「第一分隊とお前達、それと動ける連中かき集めたら丁度、定数がそろった」 「……へ?」 「後で正式に伝えるが、お前達の任務は、中央アフリカに巣くう中型妖魔達の掃討になる」 ポカン。とする美奈代達に、二宮は事務的に伝えた。 「今日の座学では、向こうで恥を掻かないよう、妖魔共の呼称について学習する。今後、授業以外の発言は認めない。まず、敵全体の呼称は魔族軍―――“悪魔”の“魔”に“暴走族”の“族”だ」 ―――せめて“家族”の“族”と呼びましょうよ……教官。 さつきは口の中でそう呟く程度に抑えた。 「人型を魔族とし、それ以外は“妖魔”とする。分類に困ったらとりあえず妖魔としておけ」 「でも、悪魔なんでしょう?」 美晴が聞いた。 「いっそ、お祓いとかききませんか?悪魔なんて、エクソシストにでもお祓いしてもらえば一発で」 「柏―――どうして“あいつ等”を、一々、魔族だの妖魔と呼ぶかよく考えろ」 「えっ?」 「今、暴れているのは、宗教上の存在じゃないからだ」 「ど、どういうことです?」 美晴には意味がわからない。 「だって、突然現れた怪物ですよ?」 「それが悪魔だと呼ぶ連中は、世界中のあちこちにいる。だが違う。あれは異世界の生命体であることが、すでに判明している」 「―――悪魔と、どう違うんですか?」 「あっちは神様の対、魔族は異世界である魔界の住人に過ぎない。我々人類が戦っているのは、そういう連中だ。この魔族と魔族に率いられた敵勢力の呼称は、魔族軍となる。覚えておけ」 「妖魔……魔族……魔族軍」 「そうだ。その魔族軍を構成するのは、体長30メートル以上の大型妖魔、10メートル級の中型妖魔、そして3メートル以下の小型妖魔、別には身長170センチ程度の人類サイズが確認されており―――」 二宮が黒板に大判の写真を貼り付ける。 「見ていて、あまり気分のいいものではないが―――慣れるだろう」 一体、二宮はファンタジー映画の販促でも始めたのか? そう、聞きたくなる写真達が貼り付けられていく。 西洋の甲冑をまとった犬面のバケモノや、表現出来ない異形の怪物達の写真。 無論、もしこれが出来の悪いファンタジー映画の敵なら、ポップコーンとコーラでも片手に楽しむことも出来るだろう。 だが、これは現実なのだ。 こんな化け物が、遠いアフリカの地とはいえ、現実世界でうごめいていること自体が信じられない。 「種類は様々だ」 写真を貼り終えた二宮は、教え子達に向き直った。 「この授業では、国連において名称の統一が終わった種類だけを紹介する」 教え子達は無言で頷く。 「まず、この犬面豚鼻の人型は、“オーク”の呼称で統一された。 移動力は低いが、腕力は騎士並。 ダメージに強く。腕の一本切り落とした程度では暴れるのを止めようとはしない。 甲冑を貫通したければ、近距離でのフルメタルジャケット弾使用は必須。 故に、こいつらとまともに戦いたければ、12.7ミリの対戦車銃が望ましい。 覚えておけ? メサイアに搭載される白兵戦闘用小銃では連中に対抗出来ない。 早めにアンチマテリアルライフルの搭載を申請しろ。使い方は覚えているな?―――泉っ!」 「はっ!はいっ!?」 完全に眠る一歩手前だった美奈代は反射的に飛び起き、立ち上がった。 ショックで膝を机にイヤという程ぶつけた痛みに顔を歪める。 「覚えているな!?」 「はいっ!」 美奈代は顔をしかめながら怒鳴った。 「たった今、忘れましたっ!」 「教官、それじゃ、どうしろというんですか?あんなデカブツ担いで逃げ回れと?」 「宗像。食べられる前に、口に銃口くわえて引き金を引け。それさえ恐ければ、手榴弾の安全ピンを引っこ抜いて、目をつむれ。お祈りしている間に―――楽になれる」 「……」 要するに、そんな事態に陥らないようにしろ。 そういうことだと、美奈代達は判断した。 メサイアが擱座(かくざ)して、敵に取り囲まれるなんて、普通の戦争でも勘弁してほしい。 そういうものだ。 「我々は、あくまでメサイアで戦うのが任務ではあるが、しかし、知識として知っておくことは大切だ。 オーク共の主な武器は刀剣類と弓。 弓は長弓とクロスボウ。 クロスボウは、各種サイズがあり、我々の使用する自動小銃と同程度からそれ以上の破壊力を持つことは判明している。 長弓は魔力付与した矢を毎分10発程度発射可能。 連射性は低いが、射程はかなり長い上に、破壊力も高い。 現在確認されている限りでは、砲撃に使用した場合、有効射程距離3万メートル、対空兵器として用いた場合、高度1万メートルを飛行中の航空機を撃墜するほどだ。 ……まぁ、対空・対地双方において厄介な代物だ」 「教官、剣や槍は?」 「騎士が用いるそれとほぼ同程度。 蛇足だが、こいつらオークを、魔族軍は槍兵、剣兵、クロスボウを装備する弩兵(どへい)、長弓兵という感じで、装備によって兵種を分けているらしいことも判明している」 「……本当に軍隊なんですね」 感心したような美晴の声に、二宮は頷いた。 「顔が顔だからといって、なめると痛い目にあうぞ?―――次」 二宮は次に、オークの横に並ぶ写真を突いた。 「スライム。 毒性の強い溶解液の動く塊だ。 廃墟になった都市部にて多数確認されている。 こいつに触れられるだけで助からないと思え。 万一、肌に触れた場合、触れたカ所をすみやかに切断しないと、数時間で全身に毒が回り、発狂して死ぬ。小銃弾は効かない。テルミット弾か火炎放射器で焼き殺すしかない 「……」 「他にもいろいろと確認されているが、とりあえず、次は、我々が危惧すべきサイズの中型以上の妖魔達の説明に移る」 二宮は、写真を眺めた後、続けた。 「中型妖魔の定義は、全長10メートルサイズを指す。 たとえば、コイツは6本脚のサソリ型“トゥース”。 コイツの脚の一撃は、主力戦車の正面装甲すらブチ抜く。メサイアでさえ、下手に接近されたらアウトだ」 銀色に輝く装甲の如き外骨格に鋭い爪を持つ巨大なサソリの写真を、二宮は指示棒で突いた。 「退治するなら、12.7ミリ以上。可能なら20ミリ以上の大口径機関砲が望ましい。こいつの機動性は自動車並み。脚が多い分、かなり複雑にして高いレベルの機動が可能だ」 「……質問」 手を挙げたのは、何と祷子だった。 「風間。珍しく居眠りしていないのは感心だ」 「……」 「質問だろう?どうした?眉間にしわをよせて」 「あの……騎士はいないんですか?」 「純粋な騎士の存在は確認されていないが、魔族は騎士と同等、もしくはそれ以上の戦闘能力を持つことが確認されている。しかも」 不意の二宮の沈黙。 それが、美奈代達の不安をかき立てた。 「……あの、まさかとは思いますが」 美晴は恐る恐る手を挙げた。 「魔法騎士とか?」 「……そうだ。そして」 「敵にメサイアが存在する可能性があるなんて……?」 二宮は、じっ。と美晴を見た後、頷いた。 「ありうる話になるだろうな」 「だったら」 そんな二宮に、さつきは口元を歪めながら言った。 「今頃、世界のどこかで、魔族のメサイアがご登場してるかもしれませんね」 「そんな立場に立ちたいのか?早瀬」 「絶対、イヤです」 「―――同感だ」 「つまり、我々のアフリカでの相手はこいつら?」 「そうだ」 「……質問があります」 美奈代は、棒読み同然の口調で右手を挙げた。 「生理その他、例え染谷に孕まされたと言おうとも、訓練課程の総仕上げである最終演習は参加が義務づけられている。日本に残る連中も実戦部隊相手に演習だ」 二宮はきっぱりと、反論を許さない厳しい口調で言った。 「退学という選択肢は、死亡以外では認めない。逃亡は問答無用で銃殺だ」 「……どうして」 美奈代は泣きそうな顔になった。 「戦闘経験豊富な実戦部隊ではなく、我々が?」 「その問題に対する答えを出せ」 「……対メサイア戦ではなく」 美奈代は本当に涙声で言った。 「単なる妖魔掃討作戦である以上、ベテランが参加するより、新兵の経験値確保の格好の機会だと上層部が見なしている」 「私の説明が必要か?」 「……当たっているなら結構です」 「ただし」 二宮は言った。 「―――風間」 「は……はい?」 ぼんやりした顔で話を聞いていた祷子は、思わず自分を指さした。 「私ですか?」 「神代達も別カリキュラムに回るが、お前もそうなることが決定した。お前は今回の演習には参加しない。内地で別なカリキュラムに入ってもらう」 「え?」 「ちょっ!?」 さつきが真っ青になって立ち上がった。 「き、教官!?それってまさか!」 「落ち着け早瀬―――別に風間がクビとか、そういうわけじゃない。風間は他の候補生とは違う所に送る」 「精神病院?」 「聞こえているぞ泉。これは軍機に抵触するため、本人のみに内容は告げることになる。風間、あとで残れ」 「……はぁ」 祷子は、どうにも理解できない。という顔で小首を傾げた。 「―――まぁ、風間も苦労するだろうが頑張ってもらうとして、問題は他の全員の演習だ」 「あ……あの?」 ようやく話が見えたらしい。さつきが恐る恐るという顔で手を挙げた。 「つまり、私達?」 「メサイアの操縦は戦闘機動訓練も終わっている」 二宮は言った。 「広域火焔掃射装置(スイーパーズフレイム)の使い方は明日から始める」 「……妖魔焼却のためですか?」 「宗像、その通りだ」 「我々だけ?」 「第二中隊より護衛が6騎、それから我々教官騎も出る。基本的には“征龍(せいりゅう)”及び“雛鎧(すうがい)”。一部生徒には“幻龍(げんりゅう)”が与えられる」 「“幻龍(げんりゅう)”は第一分隊?」 「そうだ」二宮は頷いた。 「欲しかったら、もう少し我々教官達の受けを良くしておくべきだったな。該当地域制圧完了までが期間だ。1日で終わるか100年かかるかは神様仏様司令部様次第だ」 「……」 「富士学校は、もし、何かの間違いで貴様等が生き延びた場合のみ、卒業を認める方針だ。アフリカまで一月ほどの船旅の間、みっちり実騎訓練してやるから楽しみにしていろ」 「……で」 それまで、腕組みをして話を聞いていた宗像が、まるで念を押すような口調で訊ねた。 「我々はメサイアに乗って、広域火焔掃射装置(スイーパーズフレイム)で敵を焼き殺すだけ。対メサイア戦はないということですね?」 「ああ」 二宮は頷いた。 「演習としては簡単な方だ。私の場合はホンモノの対メサイア戦だった。各分隊までは、回された可動騎をローテーションを組んで使用した出撃となる」 「第一と、我々は?」 「第一分隊はともかく、お前等女性騎士と他の分隊の男性騎士がコクピットを共用で使い回すことは問題がある。富士学校所属騎を動かすから感謝するように」 「まさか」 「そうだ♪」 二宮は楽しげに言った。 「お前達の棺桶は、“雛鎧(すうがい)”だ」 end
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269 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2008/12/02(火) 18 11 35 ID ??? >というか銃とか素人の学生のGMに、「ショットガンってどんな物ですか?」 >とか質問してるくらいだ。 この流れに10年ぐらい前に某コンべで同席した中学生との一コマを思い出した GM「じゃあこれからリサーチね。何かすることある?」 PLA「水商売のねーちゃんとこでターゲットが出没するか調べるよ」 PLB「あ、確かに」 中学生「・・・すみません。水商売って何ですか?」 一同「・・・・・・・・。」 その後、卓全員で「いや、まだ知らなくていいから。」「君はこのままでいてくれ」「俺らってこうして薄汚れていくんだな(笑)」 となって、その中学生(とても礼儀正しいいい子だった)には汚いやり取りを見せないようにがんばっていった。 えらい卓の一体感がそのときだけ出来上がって面白かった。 その中学生も初めてだったが楽しんでもらえていた。 なおやっていたシステムはN◎VA・・・。 こんな俺らは困ったちゃんだっただろうか? 270 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2008/12/02(火) 18 21 11 ID ??? 中学生「じゃあそこへ合流します」 PLA「いやいやいやw君はいいからwww薄汚れてない君でいてくれww」 みたいな感じで疎外感を味わわせてしまったなら、困だと思う。 程ほどにオトナの世界を見せてあげられたなら、訓練されたPLだな。 具体的にどのくらいか、というのはともかく。 スレ210
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夢板面白いですか? 順位 選択肢 得票数 得票率 投票 1 面白い 17 (52%) 2 超面白い 5 (15%) 3 つまらない 4 (12%) 4 犯人はヤス 3 (9%) 5 どっちでもない 2 (6%) 6 ぼちぼちでんな~ 1 (3%) 7 面も白い 1 (3%) その他 投票総数 33 ※同じ発信元からは、『43200秒(=半日)』間を置かないと投票出来ません。 ※『その他』から選択肢を追加 【トップページ】 名前 コメント すべてのコメントを見る
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宇井 良和(うい よしかず) Production I.Gの制作出身。 フィルモグラフィー サクラ大戦V エピソード0-荒野のサムライ娘-(PS2/2004) 制作進行 IGPX(2005) 制作進行 1話 5話 9話 13話 ツバサ TOKYO REVELATIONS(OVA/2007) 演出助手 1話 3話 ワールド・デストラクション 世界撲滅の六人(2008) 演出 7話 WHITE ALBUM(2009) 演出 2話 戦国BASARA(2009) 演出 5話 テイルズ オブ ヴェスペリア ~The First Strike~(劇場/2009) 演出助手 ぬらりひょんの孫(2010) 演出 3話 9話 17話 23話 戦国BASARA 弐(2010) 演出 11話(江崎慎平と共同) 俺の妹がこんなに可愛いわけがない(2010-2011) 演出 9話 君に届け 2ND SEASON(2010) 演出 4話 “文学少女”メモワール(OVA/2010) 演出 1巻 これはゾンビですか?(2011) 演出 10話 ぬらりひょんの孫~千年魔京~(2011) 演出 5話 うさぎドロップ(2011) 絵コンテ・演出 9話 演出 6話 ブラック★ロックシューター(2012) 演出 2話(今石洋之と共同)
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2011年4月17日 (日) 04 00 NEWS24 04 29 オープニング 04 30 テレビショッピング 05 00 テレビショッピング 05 30 あなたとTHB 05 40 のりスタ・は~い! 06 10 ケロロ軍曹 アンコール! 06 40 NNN・THBニュースサンデー 07 00 べるぜバブ 07 30 ポケモンスマッシュ! 08 30 メタルファイト ベイブレード 4D 09 00 爆丸バトルブローラーズ ガンダリアンインベースターズ 09 30 ジュエルペット サンシャイン 10 00 名探偵コナン 10 30 開運!なんでも鑑定団 傑作選 11 30 NNN・THBストレイトニュース 11 40 クギズケ! 12 35 示談交渉人 ゴタ消し 13 15 Press! Sunday 13 25 みんなで乗ろう!名鉄広見線 13 30 たかじんのそこまで言って委員会 15 00 美咲ナンバーワン! 15 55 美咲ナンバーワン! 16 50 THB news every.サンデー 17 00 スポーツスタジアム 17 30 笑点 18 00 ドライブ A! GO!GO! 18 30 トコトンハテナ 19 00 日曜ビックバラエティ 21 48 ニュースセンターTHB 21 54 ソロモン流 22 48 来週の岐阜県 22 54 neo sports 23 30 日常 24 00 GOSICK 24 30 TXNニュース 24 35 夢喰いメリー 25 05 みつどもえ 増量中! (再放送) 25 35 アニソンパラダイス! (再放送) 26 00 NNNドキュメント 11 26 30 これはゾンビですか? (最終回) 27 00 テレビショッピング 27 30 地デジ化テスト 27 32 NEWS24
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ゾンビーズ3 原題:Zombies 3 配信:2022年7月15日 時間:88分 監督:ポール・ホーエン* ストーリー 卒業を目前に控えたアディソンとゼッド。アディソンは一足先に大学進学を決め、ゼッドは彼女と同じ大学へ行けるかが今夜のアメフトの試合にかかっており、その実現はゾンビ初の大学進学を意味していた。 その最中、高度な知能とテレパシー能力を持つ地球外生命体がシーブルックを訪れる。アスペン、アラン、アリ率いるエイリアンたちはシーブルックのチアの大会に出場すると宣言し、アディソンは彼らを歓迎する。しかし、ゼッドや狼族は彼らに別の目的があるのではないかと勘ぐる。 概要 『ゾンビーズ』『ゾンビーズ2』の続編となるシリーズ完結編。前2作同様ディズニー・チャンネル・オリジナル・ムービー*だが、Disney+で先行配信された。 キャスト ゼッド・ネクロドポリス マイロ・マンハイム 米内佑希 アディソン・ウェルズ メグ・ドネリー Lynn バッキー・ブキャナン トレヴァー・トージマン 古川慎 イライザ・ザンビ カイリー・ラッセル 櫻庭有紗 ブリー カーラ・ジェフリー 百冨芽衣 ウィラ・ライケンセン チャンドラー・キニー 楠見藍子 ワイアット・ライケンセン ピアース・ジョザ 岩崎諒太 ウィンター・バーコウィッツ アリエル・マーティン 朝井彩加 アスペン テリー・フー 種崎敦美 アラン マット・コーネット 相楽信頼 アリ カイラ・タンタオ 稗田寧々 ゾーイ・ネクロドポリス キングストン・フォスター 小堀幸 ボンゾ ジェームズ・ゴッドフリー 布施川一寛 マザーシップ ル・ポール(声) 上田燿司 偵察コマンダー シーラ・マッカーシー 久保田民絵 ステイシー ジャスミン・レニー・トーマス 飯沼南実 レイシー エミリア・マッカーシー たなか久美 ジェイシー ノア・ザルフィカー 寺井大樹 コーチ ジョナサン・ラングドン かぬか光明 リー校長 ナオミ・スニッカス 塙英子 ゼヴォン・ネクロドポリス トニー・ナッポ 上田燿司 デール・ウェルズ ポール・ホプキンス 佐々木啓夫 ミッシー・ウェルズ マリー・ウォード 竹内絢子 男性アナウンサー 佐々木義人 女性アナウンサー 西川侑津佳 吹替版:2022年7月15日配信。翻訳:横田知加子*、演出:粟谷恭子*